えへへ〜2013/01/26 23:55

夕方、ほぼ満員電車に乗っていると、赤ちゃんを抱っこしたお父さんが隣に。なにかカバンが押されるな、なんだろ、と思ったら、赤ちゃんが足で押していました。
あららごめんね、とカバンをどけようとしたところ、お父さんが気がつかれ
「すみません;;」
いえいえ、足に触れば蹴りたいよね〜、と思いつつ、混んでるのに泣かないし大人しくしてて偉いなー、と様子をみていました。

10分ほどしてまもなく下車駅というところで、さすがに
「んにゃぁぁーー」とちょっと声を出し始めました。
あらら、まぁ仕方ないよね、混んでるもんね。
しかしだんだん本格泣き気味に。

もうちょっとだからね〜などと思っていると、お父さん、どこからか半分に割ったビスケットを取り出したので

…あららっ!今それをあげたら「泣けば食べ物もらえる」って思っちゃうよ?いいの?…
と、思う間もなく

パコッ

と赤ちゃんの口に入れました。
するとその赤ちゃんはもちろん泣き止み、むにゃむにゃ。そして

「えへへ〜うまくいった!おばちゃん、見たでしょっ?おなかすいた時はこうやるんだよ〜っ!」

と、隣の私にそれはそれは自慢気な視線が送られてきました!
なので
「そ・そーだねっ」とこちらも視線で返してみましたが…;;

そこで下車駅となり、その父子も降りたようでした。

この
「泣(鳴)き止ませるためにオヤツをあげる」という行動、犬との間柄でも思い当たりますね…。

子犬成犬問わず、鳴いたり、何か要求をしてきた時に(犬にとっての)待遇を良くすると
「鳴けばこうしてもらえる」→「こうしてほしいから鳴こう」
となりがちかと思います。
もちろん、切羽詰まって、鳴いたりその他の行動を起こす事もあるので、その見極めは大事です。

鳴かなくても、何か要求を達成したいと思って犬が行動に出てきた時、犬の都合に合わせてそれにすぐ対応すると、一度か二度で覚え、それを直すのはなかなか難しくなります。

基本的には、人間の都合で犬を待たせたり、「人間が用事をしている時に自分の要求をしない」という感覚を覚えさせるようにする方が、お互い快適に過ごしていけるのではないかと思います。

(あくまでも柴保の犬の場合です。他犬種、また、人間の赤ちゃんの事は全く分かりません!!御諒承くださいませ。)