「開け!縄文」展/続・続・続報2014/02/12 23:15

東京都港区港郷土資料館(JR田町駅・三田図書館4階)で2/19(水)まで開催の

1/28からは2号犬の頭骨が展示されるということでしたので、本日ようやく伺いました。

写真で見ていた時から、きっと2号犬は雄なのだろうなと思っていたのですが、実際に会うと、1号犬と比べるとかなりしっかりしている印象でした。

特に下顎がとてもがっちりしていて、高さ(下から歯の付け根まで)も、幅(長さではなく横幅)も、相当に厚いです。この顎でガツッとくわえられたら、獲物はひとたまりもないでしょう。あるいは、そのためにはここまでの顎が必要で、発達したということなのかもしれません。

1号犬の時と同様、四肢の骨も何本か展示されていました。
2号犬は1号犬よりも額段はありますが、ここ(頭骨)にあった目で状況を見て、この足で狩り場を走っていたのかと思うと、また感慨も新たとなったのでした。

同展示には同じ遺跡から発掘されたオオカミの犬歯が1本、展示されています。
このオオカミの犬歯もまた、相当に大きく、この大きさから推測されるオオカミはかなりの大きさと思われます。
当時、オオカミも獲物の一つだったそうで、このオオカミに対応するには、犬の相当の技術と感性・感覚が重要だっただろうなと。

もう、感慨を新たにしてばかりでしたが、現代の我々に姿を残してくれたことに、本当に感謝です。